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<<1978>>

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cosα法方式のX線残留応力測定法研究会

近年、イメージングプレートや半導体検出器による回折環計測及びそれらにより得られる膨大な二次元X線回折データによるX線応力測定技術の発展、普及には目覚しいものがあります。

とくに高速性や小型可搬性を活かした製造現場や実機への残留応力評価への用途が拡大しつつあります。これらのX線計測技術と新解析理論cosα法等を融合させた新しいX線応力測定技術は、既に国内3社から装置化されるに至っており、現在の世界標準技術に比べて測定時間が約1/10となり、かつ、装置重量や大きさも約1/10にできることが実証されてきています。

これらの装置の主要部となるX線検出器技術及びデータ解析理論はいずれも日本発の技術であり、この分野における世界貢献を果たすことも期待されます。

この様な時期に、日本非破壊検査協会に本技術を調査・研究して本測定技術の発展に向けた研究調査及び情報交換を進める研究会を引き続き、新規に立ち上げることは非常に重要でかつ学術並びに産業貢献の面でも有意義な活動が期待できると確信しています。

本研究会では前研究会である「cosα法及び二次元検出器によるX線応力測定法研究会」の発展形として、工業的に重要な鋼やステンレス鋼を中心に回折環計測による本X線応力測定技術の有効性や課題などを調査研究し、最終的に測定技術の実用性の向上と産業応用を促進させることを主目的としています。

この活動により非破壊検査分野における本技術の基盤を確立することで、重要部品製造等の産業基盤の優位性確保と共に社会インフラの安全安心をより向上、普及させることが期待されます。

 

「cosα法方式のX線残留応力測定法研究会」お知らせ

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