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<<2010>>

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cosα法及び二次元検出器によるX線応力測定法研究会ー現場適用性評価と規格化ー

近年、イメージングプレートや半導体検出器による回折環計測及びそれらにより得られる膨大な二次元X線回折データによるX線応力測定技術の発展、普及には目覚しいものがあります。とくに高速性や小型可搬性を活かした製造現場や実機への残留応力評価への用途が拡大しつつあります。イメージングプレートや半導体検出器と新解析理論cosα法等を用いた新しいX線応力測定技術は、既に国内3社から装置化されるに至っており(ただし、海外製品はまだ無し)、現在の世界標準技術に比べて測定時間ほぼ1/10となり、かつ、装置重量や大きさも約1/10にすることが実証されています。これらの装置の主要部となるX線検出器技術及びデータ解析理論はいずれも日本発の技術であり、この分野における世界貢献を果たすことも期待されます。この様な時期に、日本非破壊検査協会に本技術を調査・研究してその測定技術の標準化を進める研究会を立ち上げることは非常にタイムリーでかつ学術並びに産業貢献の面でも有意義な活動が期待できると確信し、平成30年に新規研究会の設立を提案し、活動をしてまいりました。この間の成果は「cosα法によるX線応力測定法―フェライト系鋼編―」と題するNDIS素案としてまとめられつつあります。なお、この間、より詳細な実証データの蓄積と共に、同測定法を他の重要金属材料にも適用可能とすべきとする意見がユーザー企業を中心に寄せられており、検討の結果、この度、新たな研究会を設立いたしました。

本研究会では、工業的に重要なステンレス鋼を中心に回折環計測による本X線応力測定技 術の有効性、従来技術との比較などを調査研究し、最終的に測定技術の標準化にまとめ上げ ることを主目的としています。この活動により非破壊検査分野における本技術の基盤を確立 することで、重要部品製造等の産業基盤の優位性確保と社会インフラの安全安心をより向上、 普及させることが期待されます。

 

「cosα法及び二次元検出器によるX線応力測定法研究会ー現場適用性評価と規格化ー」お知らせ

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