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機関誌

2007年度バックナンバー解説2月

2007年2月1日更新

機関誌「非破壊検査」 バックナンバー 2007年度

解説

コンクリートの非破壊試験・検査の進展状況  笠井 芳夫 日本大学名誉教授

 

Recent Progress in Nondestructive Test and Inspection Methods of
Reinforced Concrete Constructions
Yoshio KASAI Emeritus Professor of Nihon University

キーワード コンクリート構造物非破壊検査シンポジウムVol.1〜2,RCの非破壊検査,
研究の展望,試験法の分類



1. はじめに
 コンクリート構造物の非破壊検査について,NDI・RC構造物の非破壊検査特別研究委員会は2003年7月,第1回シンポジウム「コンクリート構造物の 非破壊検査への期待」を開催した。2006年8月第2回シンポジウムを開催した。このシンポジウムは,審査論文のほかに審査を望まないものでも資料として 報告することができるようになっている。論文数は第1回論文集(Vol.1)に64題,第2回論文集(Vol.2)に92題集録され,わが国のコンクリー ト構造物の非破壊
検査に関する試験研究の先端を行くものであると考えて
いる。
 この様な状況のもと,この3年間の進展について要点を整理し,これからのコンクリートの非破壊試験・検査の方向,期待などについて述べる。
 ここでは,対象を次の6項目に大別して,シンポジウムの論文集Vol.1,Vol.2における発表題目の数,変化などに関する一覧表を示し,次に(1)〜(6)の項目について要点を述べる。
(1)強度推定試験
(2)調合(配合)推定試験
(3)中性化深さ・透気性・吸水性・含水率試験
(4)ひび割れ深さ・表層の劣化・内部欠陥の検出・損傷探
   知など
(5)鉄筋の探知・腐食探知・塩化物量試験
(6)構造物の調査

 

 

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