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機関誌

2007年度バックナンバー解説2月

2007年2月1日更新

解説

「コンクリート構造物への非破壊検査の展開」  パネルディスカッション「フレッシュコンクリートの単位水量管理の現状−浮き彫りになった課題は何か−」
 今本 啓一 足利工業大学  澤本 武博 ものつくり大学

 

State of the Art on Quality Control of Water Content of Freshly Mixed Concrete
Keiichi IMAMOTO Ashikaga Institute of Technology and Takehiro SAWAMOTO Institute of Technologists

キーワード 単位水量,試験,検査,管理,基準,品質


1. はじめに
 コンクリートの品質に及ぼす単位水量の影響が大きいことは一般に指摘されるところであり,このため,工事現場における単位水量測定方法の提案はこれまで にも数多くなされている。しかし,それら測定方法の特性は様々であり,コンクリート工事の実施形態も多種多様である。このため,(社)日本建築学会や (社)日本コンクリート工学協会において各種測定方法の特性比較に関する技術的検討がなされ,その一方で現場における単位水量管理の取り組みは,現在,徐 々に普及しつつある。
 測定方法が各種提案され,試験室レベルではその性能もおおよそ検証され現時点の状況の中,この新しい品質管理システムは果たして合理的に機能しているの か。新しく動き始めたフレッシュコンクリートの単位水量管理の現状について,下表のプログラムに示すそれぞれの視点からの報告を受け,今後の課題について 議論した。本報はその概要について述べるものである。

 

 

 

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