鉄筋腐食診断に係る技術ガイドライン作成研究委員会
2009年6月1日更新
【設立主旨】
塩害や中性化等に起因するRC構造物の構造性能評価に際しては、空間的な鉄筋腐食情報の把握が必要不可欠である。現在までに非破壊あるいは微破壊による鉄筋腐食診断技術は急速に進歩し、RC構造物内部の鉄筋腐食性状を定量的に評価可能とする測定技術が多数提案されている。一方、これら測定技術は、原理や適用可能範囲、残された課題等の体系的な整理が進んでおらず、実務での積極的かつ効果的な展開がなされていない現状にある。
そこで本研究委員会では、各種鉄筋腐食診断技術の技術的ガイドラインの作成を目的とした。 第1期では、ガイドラインの詳細な構成がほぼ纏まり、担当執筆者も決定した。第2期では、第1期に基づいた実際の執筆ならびに校正を行うとともに、第1期で積み残されていた複数の実構造物に対する共通試験を実施し、それらを盛り込みたい。また、各地区での説明会の実施も行う予定である。